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毎年10月15日は、小浜市阿納地区の春日神社の例祭「阿納祭り」が行われます。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大太鼓と棒振りの演舞は中止となりましたが、さわやかな秋の空の下、春日神社にて神事を無事に執り行うことができました。

また、今年は17年に1度、阿納の蓮性寺境内にある観音堂にお祀りされている秘仏「十一面観音坐像」の御開帳の年です。

この十一面観音坐像は、胸や腹はどっしりとした肉感がありながら、膝の張りもほどよく、全体的に均整のとれた姿であること、肩からかかる衣や、膝を覆う衣のひだがゆるやかな彫口で表現されていること、ふくよかなお顔に唇は厚く刻まれ、彫眼であることなどから、平安時代(11世紀中頃)の作の御像であると考えられます。坐像の十一面観音像は若狭でも珍しい姿です。

蓮性寺は、臨済宗南禅寺派の寺院で、江戸時代の記録によると、寺の創建は天文13年(1544)、観音堂の創建は文和元年(1352)とされていますが、この像は寺や堂の創建年代よりも古いものです。東寺百合文書(国宝)の文永2年(1265)「若狭国惣田数帳案」という古文書には、この頃、阿納に「長谷寺」「瀧蔵宮」(奈良では長谷寺の奥ノ院が瀧蔵神社です)という寺社が存在していることがわかっていて、像の造像年代から考えると、長谷寺が廃れた後、蓮性寺に引き継がれて、お祀りされてきた仏像であると思われます。

(引用:若狭歴史博物館

ぜひ、近くにお越しの際には、お立ち寄りください。


蓮性寺「十一面観音坐像」御開帳

10月15日(木) 15:00 御厨子開扉 (受付~20:00)
10月16日(金) 10:20 御開帳法要 (受付~20:00)
10月17日(土) 10:00 御厨子閉扉




洋水山 蓮性寺 (福井県小浜市阿納)

蓮性寺は、天文13年(1544)陸裔顧禅師が開山・創建された臨済宗南禅寺派のお寺です。若狭三十三観音霊場第12番札所でもあります。
観音菩薩を祀る観音堂は、潮音堂として文和元年(1352)に創建されました。観音堂にお祀りされている秘仏「十一面観音坐像」は春日仏師の作とされています。観音堂の天井には雲龍図「八方にらみの龍」が描かれています。

かつて、内外海半島の付け根にある阿納地区は、山に囲まれ隣町に出るのがやっとで、子どもたちは峠を越え学校に通い、また病人が出ると戸板の担架で山越えをしていました。
当時の蓮性寺住職 笠井 昭道(かさい しょうどう)和尚が「ぜひともトンネルを」と托鉢を思い立ち、10年間尽力した結果、国や県を動かして1966年に旧阿納坂隧道が完成しました。
その後、2002年に現在の阿納トンネルが完成し、隧道は閉鎖されています。蓮性寺境内には石像が建立され、台座には「願力抜山」と刻まれています。





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